暖かな雲の中で

わたしてばいつもまちがえて、そのたびに何度もやり直そうとしてより深くまちがえる

傷つくことが恐ろしいあまりにふざけ誤魔化すことが常套手段になってしまったね

不謹慎だと笑われようが自分の身を守るにはそれしかなく 自ら傷つけてしまえば外からは傷をつけられないと思って甘んじていた

デリカシーがないといわれても私を傷つけるだけならばいいだろうとおもっていた

そんなこともなかった

自らつけた傷のが深く、腐り、もう埋まらない溝へと変化していたことに気づかず過ごしてしまっていたんだね 苦しさを苦しさと認めないまま

自分の過ちを考えないようにして                             考えないようにすれば、思い出しさえしなければそれはなかったことになるから

いつのまにか補正がかって淡く綺麗に保存される 失って初めて分かることの方が世の中は多い

忘れっぽい天使が何かを思い出す瞬間が人の死だとしたら

大事なものを喪ったとしても生活はつづく

世界でわたしたちが特別な気がしても                     周りから浮いてしまうなら特別じゃなくていい

甘い焦げた卵焼きが食べたい

作り方きいておけばよかったな

 

 

ロウソクの火を消す度に大人になったような気がしていたけど、ロウソクの火をつけてもらううちはずっと子供だったんだ

 

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またいつか